腱板断裂


「腱板断裂」は、手技療法的にはアプローチできません。

「切れている」のですから、手技療法では何もできません。

 

医療機関で適切な診断治療を受けた後、

 

肩こり、疲れ、身体のコンディショニング、など

身体の「定期メンテナンス」として当院をご利用していただいたら幸いです。

こんな悩みありませんか?


 ✔ 肩が上がらない
 ✔ 動かすと肩が痛い
 ✔ 圧痛、夜間痛がある
 ✔ 肩に雑音や筋委縮がみられる

   ▼

 本当に腱板が「断裂」していたらいけませんので、

一度、整形外科で検査診断を受けることをお勧めします。


  

腱板断裂は、

名前のとおり腱板が「断裂」することをいいます。

 

肩にある「棘上筋」という筋肉の 腱は、

上腕骨の大結節という部分にくっついています。

 

その付着部は、

血行が乏しく、加齢とともに変性し、断裂を起こしやすい部位、という特徴があります。 

 


腱板断裂 の原因は、

腱板の断裂は、

・加齢による 腱板の「変性」と、

・何らかの「外力」が 肩に加わったときに、

断裂が起きることがあります。

<年代別にみた断裂の原因>

     年 代

     原 因

 ▨ 若年者

 必要以上の強い外力受けたとき。

 頻繁な動作の連続で。

 ▨ 50歳代~

 転んで手をついたとき。

 軽度の捻挫が原因で。

 ▨ 高齢者

 自然に断裂することもあります。

 

腱板が若くて「変性」が無ければ、

一般的に断裂は起きませんが、

 

腱板が若くても、

「外力」が 強力であれば  断裂は起きます。



断裂の種類は、

全層(完全)断裂 と 部分(不全)断裂があります。

       種 類

              状 態

 ▨ 全層(完全)断裂

 上腕骨頭が見える。

  自然治癒はない(血行が乏しいため)。

 ▨ 部分(不全)断裂

 上腕骨頭は見えない。

  自然治癒は一部にあり。



腱板断裂とインピンジメントの違いは、

腱板断裂とインピンジメントは、何が違うのか?

         種 類     状 態    肩の挙上は
 ▨ 腱板断裂   腱板が 切れている ので、   肩は上がらない。
 ▨ インピンジメント   腱板は 切れていない ので、   痛いけど肩は上がる。


一般的な整形外科での対処法は、

断裂の状況、年齢等によって、

    状 態 

   対象者

               治療方針

  ▨ 全層(完全)断裂

・高齢者 60歳以上

・低活動者

・保存療法

  ▨ 全層(完全)断裂

・若年者 60歳未満

・高活動者

・スポーツマン

・手術療法
  ▨ 部分(不全)断裂  

・数ケ月 保存療法

・保存療法で改善がなければ手術療法

 

 



手技療法的アプローチは、

まず適切な医療機関で検査診断を受けることをお勧めします。

腱板断裂に対する手技療法は 適応外です。

これはどの種類の手技療法においても共通の答えです。

 

「切れている」のですから、手技療法では何もできません。

専門医で適切な治療を受けた後、 

治った後の身体のコンディショニングになど、

身体の「定期メンテナンス」として当院をご利用していただいたら幸いです。